愛猫のしっぽで気持ちがわかる「しっぽの動きと感情の関係」を徹底解説

猫の豆知識

猫のしっぽは主に重心のバランスを取ったり、マーキングアピールと呼ばれる匂い付けの為にあるとされています。 寒い時には体に巻き付けるなどしますが、これしっぽの長い猫らしい行動だといえるでしょう。

そしてもう1つの重要な役割が感情表現で、しっぽの曲げ伸ばしや動きによって、様々に感情を表現していると考えられます。

猫のしっぽ「立てる」

好意を抱いている相手に対しては、しっぽをまっすぐ立てて相手に近づくことがあります。 これは子猫が母親に対してする行動ですから、同様の行動を飼い主に対してもする場合は、愛情を表現していると捉えるのが妥当です。 同様に嬉しい時、構って欲しい時も猫のしっぽが立ちます。

猫のしっぽ「くねくねする」

しっぽをくねくねさせる場合は、好奇心を抑えているサインです。 ワクワクする気持ちがしっぽの動きにあらわれていると考えると、とても愛らしくて思わず抱きしめたくなるはずです。 ちなみに、しっぽをくねらせながら近づいて来る時は、遊んで欲しい気持ちと、遊んでもらうことに対するワクワクが混ざっています。 当然ながら飼い主の対応に期待して近づいているので、無下に扱うことはできませんし、拒否すれば拗ねてしまってもおかしくないです。

猫のしっぽ「ゆらゆらする」

くねくねとした動きに似ていますが、猫のしっぽが緩やかに揺らいでいるとしたら、それはリラックスしています。 いわゆる副交感神経が優位な状態で、人間がぼーっとしていたりウトウトしている時に近いです。

猫のしっぽ「激しくバタバタする」

猫のしっぽが激しくバタつくのは、感情が落ち付かないほどイライラしている恐れがあるので注意です。 犬は嬉しい時に激しくしっぽを振りますが、猫は逆に苛立っている時にそうします。 特に、床に音を立てるように叩きつけている場合は、下手に近寄ったり機嫌を取ろうとしない方が良いです。 しばらく放っておけば苛立ちも落ち着きますし、しっぽの動きも落ち着いて音も静かになるでしょう。 ストレスが溜まっていて放っておいて欲しいサインでもありますから、早く元の状態に戻って欲しいとしても、飼い主ができるのは待つことくらいです。

猫のしっぽ「足の間に隠す」

猫がしっぽを足の間に隠すのは、何かに恐怖を感じていて萎縮している証拠です。 大きな音に驚いたり、怒られるなどして萎縮する場合もこのように猫のしっぽは足の間に隠れます。 このポーズは降参のサインともいわれていますから、悪さをして叱ることがあっても、あまり大声で怒鳴り続けるのは止めた方が良いでしょう。

猫のしっぽ「先端だけ動く」

しっぽの先端だけが動くことがあるとしたら、飼い主が呼んで動きたくない場合です。 鳴き声を出すのも面倒なほど動きたくない状態なので、このような猫のしっぽの動きを見たら飼い主は諦める他ないです。 いくら呼んでも来てくれないので、時間を改めてもう一度呼んでみるのがおすすめです。

猫のしっぽ「毛が逆立つ」

猫が天敵と対峙すると、毛を逆立てて威嚇の感情を表現します。 見るからに毛が立ちますし、背中からお尻に掛けて高く上げることによって体を大きく見せます。 体だけでなくしっぽの毛も逆立ちますから、まるでたぬきのように見えるのが特徴です。 威嚇からしっぽを山のような形に振る状態になったら、今度は臨戦態勢に入っています。 相手の動きをじっと見ながら警告を発しているので、街中などでこのような猫を見掛けたら、ゆっくりとその場を離れた方が無難です。 下手に刺激すると襲い掛かってきますから、本当に近づいて欲しくないということが分かります。 子猫を守っている母親がこのように威嚇をしますが、家で飼われている猫がすることは稀です。

猫のしっぽ「前足にしっぽを巻きつける」

前足にしっぽを巻きつける猫の姿は可愛らしいですが、これは安心している状態で安全を感じている姿です。

猫のしっぽ「力なく下がる」

叱られて反省している時はしっぽが力なく下がりますが、体調不良や病気を抱えている場合も同様なので、注意して見守りたいものです。

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